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(1)IIBAⓇ日本支部とは?
IIB A
 IIBAⓇは、2003年10月にカナダのトロントで設立されました。現在では欧米を中心に、成長分野であるビジネスアナリシス(BA)普及のための独立非営利団体として、世界10,000名以上の会員と100を超える支部によって国際的な活動を行っています。
IIBAⓇ日本支部は、2008年12月に発足し、日本でのビジネスアナリシス(BA)の価値理解や事業活動における普及、ビジネスアナリシス(BA)を実践するビジネスアナリストの育成などの支援を行っています。
IIBAⓇ日本支部 WEBサイト

(2)BIP™ (ビーアイピー)は、9月よりIIBA®日本支部法人スポンサーとして活動開始!BIPがビジネスアナリシス(BA)の活動に力を入れる理由
参考資料
 BIPは会社設立当初よりBI経営を提唱し、ビジネスインテグレーション(事業開発)とビジネスインテリジェンス(経営改善・現場改善)の両輪経営を支援しています。

企業活動には様々なビジネスシーンがありますが、その多くは両輪経営の観点で、その業務に携わる人の経験に基づくスキルに感覚に委ねられていたり、もしくは、うまく同期できないことで結局目標とした変革成果に達することができないことがまだまだ多いと感じられます。

ビジネスアナリシスという言葉は、日本ではやっと一部の業界で使われ始めたばかりですが、私たちはこの価値をもっともっと企業活動の中で積極的に取り入れ、広めていくべきと考えました。

(3)ビジネスアナリシス(BA)の必要性と重要性の背景
①ビジネスアナリシス(BA)とは?
 様々なビジネスシーンにおける、問題点の把握・ビジネス機会の発掘・要件の掘り起こし・組織が設定された目標を達成するためのソリューション決定・その実行に必要な事業分析などの活動です。またソリューション実現を担うステークホルダー間のコミュニケーション促進や、社内組織のパフォーマンス向上も含まれます。
プロジェクトマネージメント(PM)との違いは、ビジネスアナリシスはまだあやふやな先の見えない状況から深く入り込み、課題意識をはっきりとした要求として引き出し、行き先を明確にすることが重要なファクターとなっていることです。
たとえば、日本国内のソフトウェア開発プロジェクトでは、平均30%くらいしか成功しないという調査結果を背景に、IT導入の場面で先駆的にビジネスアナリシスを取り入れようとする動きがあります。ビジネス上の問題点は把握し漠然とIT構想をいだいているビジネス(ユーザー)側と、本来の問題点を理解できていないためシステムに盛り込むべき機能を明確に要求定義できないIT開発側。その両者の曖昧さを明確にし、橋渡しすることで、プロジェクトの失敗回避も期待できます。

②ビジネスアナリシス(BA)の推進者、「ビジネスアナリスト」
 ビジネス上の問題点は把握しているものの、どんな対策を打つべきかわからない経営層、それを具体的にどんな形で実行していけばよいのかわからない事業部門、ソリューションの実行のために協力が必要な社内のリソース、社外の取引会社など。ビジネスアナリストはすべての人を導く能力が求められます。
ある目標を掲げて立ち上がったプロジェクトを、プロフェショナルなファシリテーターとして課題や要件を引き出し、コンシェルジュ的な発想で先回りし最適な行き先を案内し、冷静なナビゲーターとしてソリューション決定を促し、その実行を推進する。
これがビジネスアナリストの仕事です。

(4)BIPにおける今後のビジネスアナリシス(BA)の実践
 ビジネスアナリシス活動の指針となるべく知識体系フレームワークとして、昨年日本版のBABOKⓇVer.2.0ができました。これは、BAタスクを推進していく上で、どのようなテクニックでどんな活動していくべきかのビジネスアナリストの指針となる知識体系です。BIPではお客様の会社の状況に合わせて、このBABOKⓇのフレームワークもグローバルなベストプラクティスとして、コンサルティング活動に取り入れていきたいと考えています。
さらに、ビジネスアナリシスの価値はまだまだ日本には浸透しておらず、セミナーやBI研究会の活動を通して、皆様に広めていきたいと考えています。そのような背景から、IIBAⓇ日本支部の活動にもスポンサーとして積極的に参加することといたしました。

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