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 7月31日(金)午前、特定非営利活動法人全国社外取締役ネットーワーク主催の第50回社外ネットセミナー「独立社外取締役の役割と実情」に参加しました。

 今回は、実際に社外取締役として活動している方々を中心としたパネルデスカッションで、主題を深める内容であった。

 パネリストは、以下3名の方々です。
◆並木 忠男 氏(コニカミノルタホールディングス(株)社外取締役、並木事務所代表、元旭硝子副社長)
◆萩原 康弘 氏(TDK(株)社外取締役、スクワイヤ・サンダース外国法共同事業法律事務所シニア・カウンセル、慶應大学法学研究科非常勤講師)
◆森 正勝 氏((株)スカパーJSATホールデイングス社外取締役、アクセンチュア(株)最高顧問)

 コーディネーターは、前企業年金連合会常務理事 鹿毛雄二 氏が担当されました。

 議論の正確な整理は、別途会報等が適切と思うので、私自身が感じた点のみメモします。

1.米国における未曾有の金融危機の発生とコーポレートガバナンスを関連して議論する見解が一部にあるが、現実の冷静な分析が必要である。米国のパブリックカンパニーにおいて、独立社外取締役の制度自体の根幹は揺るがない。日本とは、制度・習慣が異なると思われる。
但し、社外取締役が志向すべきテーマの議論はすべきである。

2.日本において導入された委員会等設置会社において、社外取締役として数年経てある程度の経験が蓄積されており、今回実際の一部が交流されたことは大変議論の参考になった。

3.日本において、またグローバルとしても、表題の独立取締役という角度からの議論は、標準化して目標化するという一律のアプローチというよりは、各ガバナナンス類型の
長所、短所を各論で積み上げていくアプローチも有効ではないかの印象をもった。

4.どういう類型においても、社外取締役の機能を果たすためには、数人の人数という量と、社外取締役はある程度の専門職的プロフェッショナルが必要という質の両面の進化
が必要であるようだ。
以上

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