２００８年度補正予算、２００９年度本予算が成立、２００９年度補正予算も衆院通過しました。政府が情報通信分野に三か年で３兆円の追加投資をする計画です。その重点分野をご存知でしょうか。エコ家電、エコカーは、新聞、ＴＶでも大きく取り上げられてご存知の方も多いですが、情報通信の投資分野は意外と知られていません。政府より報道資料としてホームページにも公表されています。簡単にご紹介します。
国民電子秘書箱構想、日本健康コミュニテイ（仮称）構想、２１世紀型成長モデルへのデジタル基盤投資等その新しい政策が見受けられます。

　「デジタル新時代に向けた新たな戦略～三か年緊急プラン（概要）」（平成２１年３月２４日）が内閣府より公表されています。

（１）三か年緊急プランの概要
　現行の情報化投資水準を約２０兆円と想定し、その需要を維持するために、今後３か年で３兆円の追加投資を呼び水に約５０万人の雇用を創出することを政策目的にしています。

重点３項目です。
第１は、デジタル特区等による三大重点プロジェクトの推進をします。
　① 電子政府・電子自治体　②医療　③教育・人材
第２は、産業・地域の活性化及び新産業の育成です。
第３は、あらゆる分野の発展を支えるデジタル基盤の整備
以下、発表資料をご覧ください。
詳細はこちら＞＞首相官邸ホームページ

（２）平成２１年度総務省所管補正予算（案）３，９５５億円の概要
　上記、政府プランに基づき、各省庁で本予算、補正予算等で具体化されています。情報通信分野のウエイトの高い総務省所管補正予算案情報の一部を紹介します。２年分の前倒しと新規分野への投資の両方があるように見受けられます。

　１．デジタルデバイイド解消　　　　　　　　　９３３．１億円
　２．電子政府・電子自治体の加速　　　　　２９７．３億円
　３．ＩＣＴを活用した地域の活性化等　　　　２６８．１億円
　４．消防防災情報通信体制の強化　　　　３００．１億円
　詳細はこちら＞＞総務省ホームページアドレス
以上