佐々木昭美のBIエッセイ 明るく楽しくイノベーション
2010/07/20 著名人70名の「遊び」を超えた新しい大人の「旅学」!文藝春秋SPECIAL『もう一度 日本を旅する』
1,000円で買った文藝春秋SPECIAL 季刊夏号『もう一度 日本を旅する』の企画と内容に何回も頷き、拍手を送りました。そして、皆様に是非紹介したいと思いました。サッカーワールドカップの熱戦、参議院選挙の舌戦が終わり、学校も職場も本格的夏を迎えます。夏は、伝統習慣であるお盆を中心とした帰省を中心に、その前後も含めて個人・家族の旅の季節ですね。今年、国内旅行も海外旅行も過去最高となると旅行会社は発表しています。
今回は、著名人70名の「旅学」に溢れたこの雑誌を参考に、大人の「日本の旅」を改めて、見つめ直すいい機会だと思いました。著名人の「旅学」に共感したり、新たな発見をしたり、未境・秘境への探検願望に心躍るかもしれません。
是非、手にとって大人の「旅学」を味わってください。そして、皆様自身の「旅学」が一層熟成するお手伝いになれば幸いです。
(1)巻頭随筆
椎名誠(作家・映画監督)「「歩く旅」――私の次のテーマ」
外国も日本も、いっぱい旅をした椎名誠氏が、日本を歩く旅に向かい出したという。
赤坂憲雄(民族学者・東北芸術工科大学東北文化研究センター長)「紀行を旅して、いくつもの日本へ」
海外の秘境への旅熱風も過ぎた。旅の日本回帰の兆し。「旅に学ぶ」から「旅を学ぶ」時代だ。
永六輔(放送タレント)「「遠くへ行きたい」から四十年」
旅も、旅番組も変わった。「自然な出会いを楽しむ」日常の旅を続けたい。
(2)10名の著名人が、「日本を訪ねる」意味・スタイルを語る!
林家正蔵(落語家)「博多に行くたびに寄るんです。」
稲葉賀惠(デザイナー)「心は旅で洗われるものかもしれませんね。」
谷村新司(音楽家)「旅とは、心のままに動いていくこと。」
ピーター・フランクル(数学者・大道芸人)「日本で最初に訪ねた島は八丈島です。」
金田一秀穂(杏林大学教授)「好きなのは地方のおかず売り場。」
谷川真理(マラソンランナー・タレント)「どこへ行っても日本は美しい。」
服部真澄(小説家)「失われゆくものを探して。」
石原良純(俳優・気象予報士)「旅先で走るのが好きです。」
しりあがり寿(漫画家)「「社員旅行」は面白い。」
細野晴臣(音楽家)「旅に出たときくらいは自然の音を。」
(3)21名の著名人が、ガイドブックには決して載らない自分だけの風景「私だけの名所」を案内!
佐野眞一(ノンフィクション作家)「あの世とこの世の交わる島」
柴田翔(作家)「金峰山寺の夕暮れ」
福岡伸一(分子生物学者・青山学院大学理工学部教授)「孤高の人」
池内紀(ドイツ文学者・エッセイスト)「名月赤城山」
横尾忠則(美術家)「那智三ノ滝-梅原猛先生に導かれて」
香山リカ(精神科医・立教大学教授)「荒涼と孤独の石狩浜」
小和田哲男(日本史家・静岡大学名誉教授)「鉄砲伝来地・種子島の門倉岬」
大竹昭子(文筆家)「極私的「名所」の誕生」
赤瀬川原平(画家・作家)「根占港の星空と花瀬川」
森まゆみ(作家)「海に沿うた知られざる町」
植島啓司(宗教人類学者)「熊野 神が降り立った場所」
あさのあつこ(作家)「無名の名所・贅沢な場所」
関川夏央(作家)「軽便電車に乗りに行く」
中村彰彦(作家)「名家老田中玄宰が眠る山」
平松洋子(エッセイスト)「海沿いを走る鉄道」
南伸坊(イラストレーター・エッセイスト)「私のパラダイスな所」
岸本葉子(エッセイスト)「好きです、佐賀市」
浅井愼平(写真家)「海岸美術館」
伊藤礼(英文学者・エッセイスト)「三川合流」
山根基世(エッセイスト)「今また蘇るあの声」
小沢昭一(俳優)「遠くの名所より近くの「鬱蒼」-有栖川公園」
(4)著名人12名が語る「自分のこだわりの旅」各十選!
佐々木幸綱(歌人・国文学者) 「万葉の地をゆく」十選
原武史(明治学院大学教授)「山陽本線で歴史を感じる」十選
藤田紘一郎(人間総合科学大学教授・東京医科歯科大学名誉教授)「若返りの水を求めて」十選
わぐりたかし(放送作家・語源ハンター)「語源探偵」十選
柴門ふみ(漫画家)「「エネルギー爆発祭り」に魅せられて」十選
坪田和人(ブナ研究科)「ブナの山を踏破する」十選
中島岳志(北海道大学准教授)「「近代日本の精神」をたどる」十選
向笠千恵子(エッセイスト)「日本全国ふるさとごはん」十選
工藤寛正(文筆家)「おすすめ七福神」十選
竹内正浩(ノンフィクション作家)「軍事遺産を訪ねる」十選
三浦佑之(立正大学教授)「岩と洞窟」十選
森村誠一(作家)「名蕉地探訪」十選
(5)著名人4名が思い描く「その先の旅」とは!
都築響一(編集者) 「スナック 来夢来人を巡る」十選
土方正志(ノンフィクション作家・編集者)「即身仏に会う」十選
藤木TDC(コラムニスト)「ギャンブルグルメ」十選
石田千(エッセイスト)「すきな踏切」十選
(6)10名の著名人が、旅で出会った美味「忘れられない旨いもの」情報を公開!
室井滋(女優) 「さつま揚げに二度恋をして」
小泉武夫(食文化論者・随筆家)「天下無敵の川ガニ」
藤本義一(作家)「人生豆腐」
松井今朝子(作家)「可愛い馬のタテガミ」
山下洋輔(ジャズピアニスト)「ナマモノ嫌いのタラ好き男」
山本一力(作家)「これがたまるか!」
太田和彦(グラフィックデザイナー・作家)「旅は居酒屋」
中野翠(コラムニスト)「ありふれたものだけれど」
高田宏(作家)「雪中アサツキのぬた」
津村節子(作家)「異国文化の味」
以上
(参考文献)
1.文藝春秋SPECIAL 季刊夏号『もう一度 日本を旅する』(文藝春秋 2010年7月1日)
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佐々木 昭美(ささき あきよし)
取締役会長 総合研究所所長
経営コンサルタント(経営改善、事業開発、ビジネスモデル、 人事戦略、IPO、M&A、社外取締役)
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