佐々木昭美のBIエッセイ 明るく楽しくイノベーション

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2010/02/01 立春。春の訪れを日本一「吉野梅郷」風景写真と共にお届けします。今年は紅白の“梅の花”で楽しみませんか!

 2月は如月(きさらぎ)。3日は「節分」、翌日4日頃は「立春」ですね。まだまだ寒い季節ですが、「もうすぐ春ですね」と春の訪れをささやく言葉に期待が膨らむ。

 春の訪れを感じさせる花は、やはり梅の花。とても良い香りがうれしいですね。2月から3月にかけて花を咲かせます。

 昨年の「おすすめの梅の名所ランキング」(日経新聞平成21年2月14日)を知りました。第1位は吉野梅郷(ばいごう)(東京都青梅市)、第2位は湯河原梅林(神奈川県湯河原町)、第3位は北野天満宮(京都市)と続きます。(詳細はこちら>>http://t21.nikkei.co.jp/g3/CMNG011.do?r=xf7ok82701&ls=30004442-2)

 私は、今年吉野梅郷に行ってみたいと思いました。青梅市観光協会の発信する吉野梅郷の美しい風景写真をご覧頂きたいと思います。皆様も近くの「梅の名所」を調べてみて下さい。


(1)奈良時代以前は、「花」といえば梅の花

参考書籍
 南ひろこさんの『ひなちゃんの歳時記』を最近買いました。産経新聞連載の「ひなちゃんのまんが」と歳時記がセットになったお子さまも大人も楽しめる本です。2月の春を告げる季語には「節分」と「立春」があります。そして「梅の花」です。

 「節分」は読んで字のごとく季節を分ける日のことで、立春、立夏、立秋、立冬の前の日を言います。今では、立春の前日である2月3日「節分」がすべてのように定着してしまいました。

 『奈良時代以前は「花」と言えば梅を指していました。日本最初の歌集である『万葉集』にも、梅の花を詠んだ歌がたくさん出てきます。ただし、平安時代の途中から「花」は桜を指すようになりました。「お花見」といえば桜を見に行きますよね。桜の方が日本人の好みにあっていたのかもしれません。それでもやはり、香りは梅です。その実から梅干しや梅酒ができることもうれしい点です。』(参考文献1:25ページ)

 2月の花の種類は多く、池内紀 文・外山康雄 画『野の花だより 三六五日(下)』では17種が紹介され、素敵な花の絵とエッセイが楽しめます。(参考文献2)

(2)「おすすめの梅の名所ランキング」第1位吉野梅郷(東京都青梅市)(日経新聞平成21年2月14日)


~吉野梅郷 フォトギャラリー~
吉野梅郷 吉野梅郷 吉野梅郷
吉野梅郷 吉野梅郷 吉野梅郷
※青梅市観光協会様より画像をお借りしました。(http://www.omekanko.gr.jp/)

 昨年の日経新聞「おすすめの梅の名所ランキング」は、大手旅行会社の企画担当者や写真家の方々が全国約90ケ所の候補から審査したものです。

 断トツで第1位が吉野梅郷(東京都青梅市)だったと報じています。特に写真家5名全員が第1位に推薦したと聞いて、素人カメラマンの私の心が動きました。日帰りで楽しめる近さも魅力です。

 青梅市観光協会のホームページが詳細な写真画像を提供しています。(詳細はこちら>>http://www.omekanko.gr.jp/)弊社編集スタッフが連絡を取り、BIPホームページへの掲載を快諾頂きました。皆さまにピックアップしてご覧頂きます。

 吉野梅郷は、もともと食用梅農家の多かった地域。青梅市が整備し代表スポットとなった「梅の公園」は、60メートルの高低差があり散策の眺めが人気という。その起伏のある地域に120種、1,500本程の赤・白・桃色・黄色などの梅の花が2月下旬から3月上旬にかけて色鮮やかに咲き誇る。梅は気温に敏感で開花予測が難しいとのことなので、開花情報は確かめてください。

以上

(参考文献)
1.南ひろこ・久保田裕道『ひなちゃんの歳時記』(産経新聞出版 2009年12月)
2.[文]池内紀、[画]外山康雄『野の花だより三六五日〈下〉』(技術評論社 2006年11月)

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