佐々木昭美のBIエッセイ 明るく楽しくイノベーション

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2009/01/19 夢を形に!Web3.0時代の2009年夢を考えた

―新春に、2009年の夢・計画を描きましたか?―仕事編―

 会社、組織の年度開始月が、1月か4月かにかかわらず、自分の仕事の夢、計画はやはり新春がふさわしいと思う。過去にとらわれないで思い切った大きな夢を考えるのは楽しみである。「思考は現実化する」と信じる一人である。まず、夢見る、考えるのが大切であると思い、夢は私のモットーの一つである。また、前年の成功・失敗を冷静に見つめ、間違いも素直に反省し、改める心になれる不思議な効用が新春にはある。

BIエッセイ2008年12月8日号で「2008年の振り返りと2009年改善計画を考える(1)仕事編」を書きました。今回は、夢を目標に、目標を計画に、計画を行動に、と思考展開したプロセスの一部を書きました。皆様はどうしていますか?

(1)“夢を形に”―夢実現へのワンポイントアドバイス-

 契約している会計事務所より、「夢」実現のアドバイスニュース(TKC出版 『TKC ビジネスワンポイントNEWS 2009 Jan』)を頂戴したので、机の横壁に貼っている。仕事の夢はみるだけでなく、実現するものだ。そのプロセスを諭してくれる。

  夢があるものには、目標がある
  目標がある者には、計画がある
  計画があるものには、行動がある
  行動があるものには、反省がある
  反省があるものには、進歩がある
  進歩があるものには、夢がある
 (TKC ビジネスワンポイントNEWS 2009 Jan より)

最近、テレビにコメンテーターとして出演しているワタミ(株)代表取締役社長・CEO 渡邉美樹著『渡邉美樹の夢に日付を!~夢実現の読書術』((株)あさ出版 2005年10月第1版)は、夢実現に納期を書けとアドバイスしている。「Date your dream. 手帳こそ、私にとって最強の『夢実現ツール』だった!」という。手帳をいう切り口から夢実現の人生のプロセスをわかりやすく説明してくれる。手帳は、「スケジュール長」「夢カード」「日記」の3つの役割を果たしている実例が紹介されている。手帳という身近なツールで夢実現を支える成功者の説得力ある一言に唸る。

(2)Web3.0とは何だろうか?―2009年新春に考えた夢-

 Web2.0からWeb3.0時代の仕事を考え始めています。2009年は、起業3年目の年である。また、年齢的には60代の最も充実した仕事ができる職業人生の黄金時代に踏み出す年だと思う。夢・願望を考えることが、未来を開発する。

☆ 第1の夢―2020年までに共創100社の実現(現在のビジネスモデルの進化)
 
私の住む埼玉県出身で、私の尊敬する先覚者の一人である渋沢栄一翁は、約500社の起業・発展に尽くしたという。私は、BIPのミッションである企業のホームドクター、共創アドバイザー、教育研修コーデイネーター・講師として、現場主義は捨てないでいきたいと思う。現場にこそ、価値と理論創造の源泉があると信じている。第3者のコンサルタント、アドザイザー、社外取締役等の共創文化を「産官学診NPO5軸連携」(北陸先端科学技術大学院 近藤修司教授)で日本に広げる一員でありたいと思う。 
 
☆ 第2の夢―2010年までにBIPのWebビジネスの未来を探る(未来ビジネスモデルの探究)

 私が15年たずさわった日本におけるインターネットインフラ構築事業の発展は、想像以上にWeb事業の無限の可能性を生み出している。パケット(流通するインターネット情報の物理的断片)は、無限に価格ゼロに向かって技術革新が進んでいる。人間は、生まれた時から平均人生80年代まで生涯学び、働き、遊ぶために生きているとも言える。そのためのインフォメーション(情報)とインテリジェンス(智恵)の未来はどうなるのでしょうか。Webの未来の探究とあわせて、BIPのWeb事業の未来の可能性を探るのは、きっと楽しいと思いました。一緒に探究するプロジェクト仲間を募りたいと思います。ご希望の方は、BIPホームページの「お問い合わせ」からメールを頂きたい。

(3)第2の夢の無意識の深層を“見える化”する

―情報収集知(インフォメーション)と情報編集知(インテリジェンス)―

2009年は、自宅と図書館の定期購読新聞、月刊誌、本から、ランダムに選び、気になった点を取り上げる試みをしたいと思っている。インターネット・新聞と月刊誌・本を読んでいて、情報収集知と情報編集知の関係に興味もったのがキッカケです。新聞も、月刊誌・本の多くも読者が減少しているが、安定、増加しているものもあるらしい。

グーグル、ヤフー等情報検索のニュースネタ=インフォメーションは、新聞報道が多い。速報性が価値である。一方、月刊誌・本は情報編集した智恵=インテリジェンスが価値であると推定する。硬く言えばメデイアの変化によって、我々は、インターネット、新聞、雑誌・本にどう向き合うかを考える作業を続けてみたいと思った。考え直してみれば、図書館は、自宅を超える定期購読のインフラである。

A 人類の総情報の瞬時的収集の驚異的な経済的・知的生産性

情報検索技術の低廉なインフラの飛躍的進歩の恩恵は計り知れない。自宅、会社でPC、携帯に向かう時間は、この10年で飛躍的に増加している。個人の一生の情報をインターネット上に保管するサービスも始まっている。人間の情報収集、保管のロボットがインターネットであると予測したSF作家はいたのでしょうか。もちろん、計算力はコンピュータの独壇場である。グーテンベルグの印刷技術に次ぐ、ICT技術の革新が、人類にとって多様な生産性・発展性を生み出しているのは明白である。また、情報を伝達する手段としての言語は重要だ。言語人口は、中国語圏、スペイン語圏、英語圏の順と聞いた。今や、言語への姿勢は、個人も、国家も生存戦略と考えて再設計が必要かもしれない。

B 編集された価値ある情報ガイドの必要性を考える

 人類は、AI(人工頭脳)技術に挑戦しているが、未だ智恵=インテリジェンスは人間頭脳が優位である。我々は、インフォメーションと同時にインテリジェンスを必要としている。一生の間、人間は広い意味での「学び」=「教育」に膨大な時間、お金等の教育投資を必要とする複雑で深遠な世界に生きている。動物社会と人間社会の差は、考えられない程大きいのである。一人の人間が、一生にアクセスし処理する情報は多いが、人類の総情報からすれば限られ、わずかである。編集された価値ある情報ガイドの存在が求められる所以である。

以上

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