「フィリピンスービックだより」第6回アイアンマンレース、iYESのオンラインタスク

コラム「ミニ講座」

2018/07/11　「フィリピンスービックだより」第6回アイアンマンレース、iYESのオンラインタスク

bn_nakazawa

こんにちは。BIPコンサルタントの中沢宏行です。

6月の終わり、フィリピンも雨季に入っています。特に夕方にザーッとすごい勢いで降ります。傘はあまり役に立たず、道路もよく冠水。それでも翌朝にはジョギングできるほどになっています。早く乾期が来ないかなと思いながらも、この雨がないと育つものも育たないわけで、晴れ間を楽しく活用しようと考えたほうが良いですね。

その雨季スタートの前、6月3日に、前回少し書きました、スービックで初の最強トライアスロン、アイアンマンレースが行われました。3.8km泳ぎ、自転車で180kmを走り、最後にフルマラソンという、まさに鉄人級のレースです。

■アイアンマ～ン！

今回、これにマニラに住む日本人の友人Mさんが参加し、見事完走し、晴れて「アイアンマン」の称号をいただきました。そのチャレンジの様子をドキュメンタリーフィルムに納めるというプロジェクトに私も参加していたわけですが、当日は撮影班の一人としてバイクにまたがり、カメラマンを乗せ、Mさんに並走して撮影をしました。

彼にとっても初の距離（それより短い距離のレースは何度か経験済み）、そして普通の参加ではなく、映像化もということで、事前の許可のネゴ、その他の準備と、もちろん自分のトレーニングで心身ともに大変だったかと思います。そんな中、最初のスイムそして、バイクは、予想を上回るペース。一時はゴール予想をかなり前倒ししたくらいだったのですが、最後のランで急ブレーキ。おなかを壊してしまったのです。

エイドステーションごとにトイレに入る状態。私も頼まれて、撮影の合間に薬を買いに行ったり、これ以上おなかを冷やさないようにと、着替えのウェアを調達したりしました。心底心配している私に対し、後ろでカメラを構えるT監督は、「やっぱり、こうこなくっちゃ。いやー、ドラマがやってきましたよ！中沢さん！」と（笑）。うーん、たしかに……。

当然、かなりの距離を歩く場面もあったのですが、それでも、スタートから15時間以上かけ、ゴールに戻ってきてくれました。

事前の応援集会で彼の話を聞き、すでにお友達の関係になっていたたくさんのフィリピンの学生たち、私たちスタッフが待ち受ける中、歓喜のゴール。その瞬間に「アイアンマ～～ン！！」って呼ばれるんですね。

自分が走ったわけではないのに、感動！ですね。感動！です。やっぱりスポーツはいいなぁ、などと思いながら、インタビューに答えるMさんを見ていました。そしてそれを囲むたくさんの学生たち。このアレンジもやり切ったんだよな、という達成感。良い1日でした。