コラム「ミニ講座」

2012/05/01　第２０話「私のコンサルタント業のご紹介」

　このコラムももう20回となります。毎回、たわいもない話題にたくさんの方がコラムにお付き合いいただき、ありがとうございます。
今日は改めて、私がＢＩＰの中でどんな活動を行っているか、私自身がなにを専門としてやっているのかを、このコラムでご紹介したいと思います。

　私は前職を退社し、独立コンサルタントとしての活動は５年になります。大企業の看板を背負っていた時には感じなかった（感じる必要のなかった）事業のむずかしさや経験も、蓄積されつつあります。私たちが行っているコンサルティング活動の価値は、日本企業にとっては受け取り方が様々で、なかなか理解をしていただけない場合も多いです。

　さて、私のコンサルタント活動テーマは大きくこの3つになります。


　① 業務プロセス改善コンサルティング、成長事業戦略アドバイス
　② ＩＴシステム導入および活用コンサルティング
　③ 実行プロジェクトマネージメント（ＰＭＯ）

①業務プロセスコンサルティング、成長事業戦略アドバイス
日常業務の手順や事業の進め方の、どこに課題があるのか、もっといい方法がないのかを分析評価（アセスメント）し、どうすればその課題を解決できるのか、次にどんなの行動をすればいいのかを考えることです。
企業にとっては、「外部の人」「第三者」となるわけですが、「第三者の違う視点からの意見」を期待していただきたいのはもちろん、経験的に感じるのは、意外に社員どおしは本音を言いにくいもの。そこの代弁者、調整役になることも大きなミッションです。

②ＩＴシステム導入および活用コンサルティング
企業が導入するＩＴシステムといっても、さまざまなものがあります。直接企業ＰＲや営業売上に直結するフロントのＷｅｂコンテンツや営業支援システム、事業運営を支えるバックオフィス（いわゆる基幹業務）システム、経営判断に不可欠なデータ集計や分析システム。
なんの期待や課題もなくＩＴシステムを導入しようとする企業はないでしょうが、実際のところはどんなシステムを入れればいいのか、どうやって進めればいいのか、対応する人材が社内にいなかったり、どこまで投資すべき判断しきれない経営者の方も多いでしょう。また、大きな投資でシステム導入したものの、使いこなせずかえって業務の足かせになっていると感じる場合もありがちです。もともと私は、システム導入の企画提案や設計・開発を長年やっていました。その経験を生かしてシステム導入の際のいろんな視点での相談役、指南役という立場でコンサルティング活動を行っています。

③実行プロジェクトマネージメント（ＰＭＯ）
課題は明確、やりたいことも決まった、あとはいかに行動するか。プロジェクトマネージメントは、決まった目標に向かってその実行計画を立て、実行進捗を管理し、目的のものが達成できるよう、その進行を支援するものです。
実際にやっていて感じるプロジェクト成功を一番左右することは、どんな人がこのプロジェクトに関わり、企業がどんな理念や社員風土があるか等を把握し、プロジェクト計画に柔軟に対応を盛り込むことです。人材や時間に余裕のある企業ない企業、アグレッシブ経営の会社か堅実な会社か、関わる方の年代によってもいろいろです。それらをできる限り把握し、スムーズに目的の実行計画が完結するのを支援するのがこの仕事です。プロジェクトマネージャーとしては、「感性」というのもサービスの質を高めるところであり、女性独特の感性や心配りも大切にしながら、気持ちよくプロジェクトが進むお手伝いをしています。


　コンサルティング業には、明確な資格はありません。コンサルタントだと明言すれば、コンサルタントという肩書になるのです。これからの企業経営は、社内だけでなくいろんな視点のパートナーと組むことで相互成長していく時代だと思っています。その中で本来、コンサルタントは企業のなくてはならないパートナー業であるはず。だから私はコンサルタントを業となす限り、そのコンサルタントの価値を下げるような活動はしたくないと心に誓っています。

　ＢＩＰには、私以外にいろんな専門分野をもったパートナーコンサルタントがいます。しかし、それでも企業経営にかかわる課題すべてに対応できるわけではありません。だから私は、もっとたくさんの専門を持つ企業や人と一緒のチームでお客様の課題にとりくむビジネスの形を作りたいと考えています。
みなさんも、お客様とのこれまでのお付き合いの中で、悩みを相談されたり、課題には気が付いているのに自社の専門が違うから、または対応できない範囲だからと結果的に聞き流してしまった経験はありませんか？専門サービスに特化したばら売りではなく、どの会社が窓口となってもいい、もっと総合的にお客様の相談相手となることは、結果的にすべての関わる会社の前向きな成長につながると思います。
そんなビジネスモデル、プラットフォームを作り、コーディネートをするのも弊社の使命であり、実現したい目標と考えています。

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