2014/08/04 【FC】「マカオFCツアー 〜カジノ以外の産業発展へ〜」
こんにちは。高木 仁(たかぎ ひとし)です。
昨年に引き続き(https://www.bi-p.co.jp/column/1173/)、今年も7月3日から6日までの4日間、マカオ(〜香港)へ行ってきました。第6回マカオ・フランチャイズ・エキスポ(MFE)に参加するためです。
■ツアーの概要
<7月3日(1日目)>
・羽田→(飛行機)→香港→(ターボジェット)→マカオ(主催者バスで会場へ)
・各国のフランチャイズ関係者(FC協会、コンサルタント、実業家など)による基調講演・パネルディスカッションに出席(エキスポ自体は翌日から開始)
・私が所属しているフランチャイズ研究会(https://fcken.com/)の会長がパネルディスカッションへ登壇し、日本のフランチャイズ事情について解説
・夜は参加メンバーで懇親会へ。世界文化遺産も見学
<7月4日(2日目)>
・朝から会場へ見学に(会場:ザ・ベネチアン・マカオ)
・開幕式に出席後、会場内を見学(日本のFC本部は2社出展)
・夜はエキスポ参加者によるパーティーへ参加。様々な国の人々と交流
<7月5日(3日目)>
・朝から昼ごろまで会場を見学した後、ターボジェットで香港へ移動
・夕方まで香港市内を2階建てのトラムと地下鉄を使って散策
・夜は参加メンバーで懇親会へ。ビクトリア・ピークから百万ドルの夜景を見た後、水上に浮かぶレストラン「ジャンボ・キングダム」で打ち上げ
<7月6日(4日目)>
・昼間まででホテルでゆったり過ごした後、香港セントラル駅からエアポートエクスプレスで香港国際空港へ
・無事帰国
■マカオの実情
少し古い記事ですが、日経MJ(2014/1/31)に、
『上質の来訪者 マカオ誘致へ』『より多く支出、長く滞在』『観光責任者、「日本、地方都市に潜在性」』という記事が掲載されていました。
マカオ政府で観光政策を統括する文綺華旅遊局長は、「どのようにして少しでも長くマカオにとどまってもらえるか、どのようにしたらもっとマカオでお金を使ってもらえるか」を重視しているとのことで、これを念頭に『質の高い来訪者(より多く支出してくれる、より長く滞在してくれる、マカオで泊まってくれる)』を少しでも呼べるよう努力しているそうです。さらに、日本からの観光客誘致では、これまでと異なるセグメントに訴求したい考えがあり、学生や地方都市に大きな潜在性を感じているようです。
今回参加してきたマカオ・フランチャイズ・エキスポは、前述の取り組みと目的が同じものとなります。マカオ政府はカジノだけに依存しない、観光をベースにした経済発展を目指しています。観光客を満足させる要素として世界文化遺産に加え、食事、ショッピング、リラクゼーションサービスなどの基盤を提供する機能をフランチャイズに求めています。
その中でも、品質の高い、日本のフランチャイズ・チェーンの進出を熱望しているようです。
今回は、ビジネスにつながるようなミーティングも2件ほどありました。恐らく来年も参加することになると思います。今後も継続的に参加し、新たなビジネスチャンスの創出につなげていきたいと考えています。
高木 仁(たかぎ ひとし)
コンサルタント(IT企業 企画提案力強化・人材育成、フランチャイズ本部構築)
私は、フランチャイズコンサルを専門領域の一つにしており、フランチャイズ本部の構築や本部機能の強化などの支援をしています。このコラムでは、フランチャイズビジネスの情報や、フランチャイズ事業化を検討中の皆様に役立つ情報を中心に発信していきます。
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