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こんにちは。高木 仁(たかぎ ひとし)です。

この5月は非常に暑い月となりました。昨年から趣味に加わったサイクリング。 本来は、ベストシーズンのはずですが暑くてたまりません。まだ5月だというのに腕がすっかり日焼けしてしまいました。

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さて、2月のコラムでは、ビジネスプランニング最強のフレームワークである【BP-ViMoSA】を紹介し、前回のコラムは、『事業戦略シナリオ策定のためのフレームワーク【BP-S】』について説明しました。

順番が前後しましたが、今回は、ビジネスプランニングにおいて最初に検討すべき「事業ビジョン」について考えたいと思います。

Vision:事業ビジョンと達成ステップの策定とは(復習)

外部環境の変化により事業の先が見込めなくなる前に、自社が培ってきた強みや資産を生かし、新たな機会を捉えてイノベーションを起こしていく必要があります。

事業ビジョンとは、そのイノベーションが、中・長期的にどこを目指すのかのゴールを設定することです。 ビジネスプランニングの最初には、向かうべき方向を見失わないよう、事業ビジョンとそこまでの達成ステップを策定しておく必要があります。

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ビジョンを考え表現するには

何よりも、まずは自分自身がわくわくするようなものになるかが大きなポイントになります。事業リーダー自らが、「よし、やってやる!!」と思えなければ、そのビジネスが成功することは決してないでしょう。そして、その内容を上図のような形で整理するのです。

また、読み・聞く側にとってわかりやすく、はっきりとイメージを持って共感してもらえるよう、簡潔で明瞭、具体的に表現する必要があります。

大きな事業機会に対して、この事業には明確な存在意義があり、こんな素晴らしい事業はぜひ応援したい、一緒に取り組みたいと自然に思ってもらえたら成功です。

そして、ビジョンが壮大であればあるほど、事業の第一歩が確実に踏み出せるものであることが重要です。しかもその延長線上にビジョンの実現性がはっきりと感じられる必要があります。漠然と「5年後にこうなっていればいいなあ」というだけではなく、12年後のイメージを明確に想像できるように考え、表現することが大事です。

 

最近、各方面から「ビジネスプランニング演習」や「ビジネスモデル設計演習」に関する企業研修のお問い合わせを多くいただいております。これらのスキルは、激変の時代の今こそ、企業経営に求められているものだと思います。

これまで毎年行ってきた事業リーダー実践塾(前回の様子)ですが、今年も実施する予定になっています。ビジネスプランニング、ビジネスモデル設計について、比較的気軽に学べるうえ、様々な企業の事業リーダーや、その候補の皆様と交流できる貴重な機会です。

スケジュールが決まりましたら改めてご案内します。

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BIPコラム

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