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こんにちは。高木 仁(たかぎ ひとし)です。

11月はビジネスモデル設計に関するセミナーを2つ行いました。1つは、某企業様向けに4時間ほどのセミナーを実施。そして2つ目は、「事業リーダー実践塾 演習編 ビジネスモデル設計演習」の第1回目(全2回)でした。これは、昨年も行われたものですが、ご好評をいただいたため、昨年のセミナーに更に改良を加えてパワーアップしたセミナーを開催することになりました(https://www.bi-p.co.jp/seminar_20141126/)。

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どちらのセミナーでも、ビジネスモデルを設計する上で有効なフレームワークとなる「ビジネスモデル・キャンバス」を“使いこなす”ためのポイントをお伝えし、実際に演習も行ないました。

ビジネスモデル・キャンバスは使いこなす時代に

以前のコラムで(https://www.bi-p.co.jp/column/1605/)、ビジネスモデル・ジェネレーション(キャンバス)について、簡単にご紹介をしました。ここでも述べている通り、ビジネスモデル・キャンバスは、有名なフレームワークとなっています。いまや、ビジネスモデル・キャンバスは、「知っていて当たり前」から「使いこなせて当たり前」の時代となっています。

しかし、このフレームワークを使いこなせている人は、どのくらいいるでしょうか?セミナーでは簡単な演習を行ないますが、意外と中身を書くことができずに苦労している様子が見て取れます。

関連フレームワークを使って

ビジネスモデル・キャンバスは、パッと見は分かりやすく、取りかかりやすく感じます。しかし、いざその中を書き込もうとすると、どの様に考えれば良いのか迷います。いきなり描くことが難しい場合や、描いたビジネスモデルを、より強固なものにする場合、一つのパーツを詳細に見たり(ズームイン)、ビジネス全体を俯瞰したり(ズームアウト)、すると効果的です。ズームイン・ズームアウトを繰り返すことで、精度を上げることもできます。

この、ズームイン・ズームアウトのときに使用するものが、関連するフレームワークになります。ここでは、6つのフレームワークをご紹介しておきます。ズームアウトのときには、「SWOT」「STEEP」、ズームインのときには、「バリューチェーン」「7S」「バリュー・プロポジション・キャンバス」「共感マップ」などです(※必ずしも全てのフレームワークを使う必要はない。必要に応じて使い分ければよい)。

チームで検討をする場合には、ビジネスモデル・キャンバスを含め、これらのフレームワークを共通言語として使うことで、意思疎通が取りやすくなるという特徴もあります。

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ビジネスモデル・キャンバスを軸として、設計→実行→見直しを繰り返すことで、よりビジネスモデルを強固にし、事業を成功に導いていくことが可能となります。ぜひ、ビジネスモデル・キャンバスを使いこなしていただきたいと思います。

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BIPコラム

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