記事の詳細

こんにちは。高木 仁(たかぎ ひとし)です。

1/21に「事業リーダー実践塾 演習編 ビジネスプランニング演習」の1回目(全2回)を行ないました。おかげ様で定員の1.5倍の方々にご参加いただき、2時間30分という限られた時間でしたが、皆様には演習にも取り組んでいただきました。

https://www.bi-p.co.jp/seminar_20150121/

 column201502_1

ビジネスプランニングとは?

ビジネスプランニングとは、企業を取り巻く環境の変化に対応し勝ち続けるために、顧客満足を追求し、社会経済的価値を創造し、その結果として企業を持続的に成長させるための一連の活動のことです。 一般にいう「事業計画書」は、この一連の活動におけるアウトプットの一部でしかありません。

ビジネスプランニング最強のフレームワーク『BP-ViMoSA』とは?

 BP-ViMoSA(ビーピー − ビモーサ)は、ビジネスプランニングを円滑に進めるために、理論と実践、研究を通じて当社が開発した極めて実用的なフレームワークです。事業の実行段階にまで踏み込んでいることが特徴です。

column201502_2

1.Vision:事業ビジョンと達成ステップの策定

外部環境の変化により事業の先が見込めなくなる前に、自社が培ってきた強みや資産を生かし、新たな機会を捉えてイノベーションを起こしていく必要があります。事業ビジョンとは、そのイノベーションが、中・長期的にどこを目指すのかのゴールを設定することです。 ビジネスプランニングの最初には、向かうべき方向を見失わないよう、事業ビジョンとそこまでの達成ステップを策定しておく必要があります。

2.Model:ビジネスモデルの設計

ビジネスモデルとは、顧客価値創造のためのビジネスのデザインに関する基本的枠組みであり、ビジネスシステムの多くの主要構成要素がどのように組み合わさっているかの概要を表現したものです。ビジネスモデル設計については、次を参考にしてみてください。

https://www.bi-p.co.jp/column/1605/

https://www.bi-p.co.jp/column/3495/

3.Scenario:事業戦略シナリオの策定

事業戦略シナリオとは、設計したビジネスモデルを具体的に事業化していくための、現状認識・分析を行うとともにストーリーを描いていくことです。事業戦略シナリオは次の12項目について考えます。

①ターゲット顧客特性と競争の本質、②市場規模、成長性、 ③解決すべき重要な課題、④競合他社の動向、⑤技術、標準化、規制動向等、⑥自社の強み、弱みの認識、⑦事業成功の鍵、⑧勝つ戦略の要点、⑨優先順位付けと経営資源配分、提携戦略等、⑩組織体制(開発、調達、生産、マーケティング、営業等)、⑪資本、資金政策、⑫数値シナリオ(3つ)と事業リスクの整理と対応

※事業シナリオを考えるためのフレームワークもありますが、これについては別の機会にしたいと思います。

4.Action:実行計画策定と実行・継続的改善

当社が推奨するActionフェイズとは、実行計画策定+実行・継続的改善です。現在は、社会・政治・経済・技術などの変化サイクルが早い時代であり、同業種だけでなく異業種とも競争をしなくてはならない時代です。この不確実性の高い時代においては、実際に事業を進めながら現実から計画を修正し、緻密化していくことが重要です。

 

2/4にはビジネスプランニング演習の第2回目を行いますが、さらに演習を進めることになっています。演習では、実際の企業を事例にビジネスシナリオの策定(分析)を行います。どのような結果が出てくるか楽しみです。

>>高木コンサルタントへのご相談はこちら


[page_content プロフィール高木仁] [page_content BP設計演習CTA]

BIPコラム

ページ上部へ戻る