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こんにちは。BIPの高木 仁(たかぎ ひとし)です。

以前のコラムで、FCとDXの関係について解説しました。

https://www.bi-p.co.jp/column/13432/

今回は、FC加盟者を募集する際に有効なDXについて解説します。

FC募集の流れ

FC加盟店の募集は、概ね次のように進めます。

①加盟希望者の発掘 加盟者を集めるターゲット・展開エリアを明確にする。メディア告知やイベントなどでの情報発信などを通じて加盟希望者の発掘(リスト化)をする。
②問い合わせ対応 加盟希望者からの問い合わせに対して加盟案内書の送付、加盟希望者の情報収集をする。継続的フォローを行っていく。
③事業説明会 加盟案内書だけでは伝えきれない、本部としての想いやビジョン、FCシステムの魅力などを伝える。直営店・加盟店舗の見学を行う場合もある。
④個別面談 事業説明会の参加者を個別説明会へ誘導して、より具体的な情報を提示していく。同時に加盟者としての適正を判断する。
⑤加盟申込・審査 加盟申込書や審査に必要な書類を提出してもらう。トップ面談も行い、審査を通過したならば、情報開示書面を用いて契約内容の詳細な説明を行う。
⑥店舗探し・FC契約の締結 本部による店舗探しの支援を行うことも多い。契約締結前には必ず契約書の読み合わせを行う。契約書を預けて1週間程度の熟考期間を設ける。

この基本的な流れは、これからも大きく変わることはないでしょう。しかし、新型コロナウィルスの影響により企業の対応、個人の生活や働き方が、コロナ発生前とは大きく異なっています。そして、様々なWEBサービスの登場を背景に、営業スタイルはコロナ禍の現在から未来にかけて、更なる変化が起きてくるものと予想されます。

加盟店募集に有効なMAツール

見込み客の行動や動向を蓄積・分析するためのツールとして、マーケティングオートメーション(MA)ツールがあります。MAツールとは、一言で言うと「顧客開拓におけるマーケティング活動を自動化・可視化する」ツールです。

MAツールを設置しているサイトに見込み客が訪問し、一定の条件が満たされると、企業名や個人名を特定することができます。さらに、見込客が、サイト上でどういう行動を取ったのか、詳細な分析をすることが可能です。その見込客がどのような興味を持っているのか、その興味の度合がどれくらい強いのかを推測することができます。

MAツールではメール配信機能がついているものも多くあります。見込客に対して、その行動、状況に応じて、適切なタイミングでメール配信をすることができます。また、メールの開封率、メールに記載されたURLのクリック率、さらにサイトに流入した見込み客のサイト上の行動も分析可能です。

MAツールで収集するデータは、ただ蓄積するだけでなくグラフや分析レポートとして可視化することも可能で、いま行っている施策に効果があったのかを検証するために有効です。

加盟店募集はオフラインとオンラインの融合

いまや、フランチャイズ加盟店の募集方法は、オフラインもオンラインも融合した「デジタルマーケティング」が当たり前になってきています。

主には、以下のような施策を行うことになりますが、重要なのは、オフラインの施策もオンラインの施策も行い、これらの施策を広げて、つないでいくことです。

MAツールではメール配信機能がついているものも多くあります。見込客に対して、その行動、状況に応じて、適切なタイミングでメール配信をすることができます。また、メールの開封率、メールに記載されたURLのクリック率、さらにサイトに流入した見込み客のサイト上の行動も分析可能です。

MAツールで収集するデータは、ただ蓄積するだけでなくグラフや分析レポートとして可視化することも可能で、いま行っている施策に効果があったのかを検証するために有効です。

オフライン施策(アナログ) オンライン施策(デジタル)
● テレアポ/代行
● 飛び込み
● DM
● 新聞雑誌広告
● 店舗看板・ポスター
● 展示会
● セミナー(説明会)
● WEBサイト(SEO)
● リスティング広告
● ディスプレイ広告
● SNS
● オウンドメディア
● ポータルサイト(マッチングサイト)

図1

この状況下で、これらの施策を具体的に行えたかどうか、その結果は、数年後に明らかな差となって現れてくるはずです。ぜひ、将来を見据えた、いま行うべき一歩を踏み出していただきたいと思います。

 

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