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2022/07/07 「フィリピン スービックだより」第28回 スービック村構想

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こんにちは。BIPコンサルタントの中沢です。

日本に一時帰国している中で本コラムを書いています。前回のコラムから3ヶ月、帰国に必要なコロナに係る手続きは確実に減りました。先月はパンデミック後初めてとなるスービックの日本人会のリアル会合がありました。また、まだ少しだけですがiYESにも留学の問い合わせが入り始めました。……というように世の中withコロナに変わってきていることを実感します。いいことです。

私事ですが、還暦を迎え、ますます体が大事ということで定期的な運動を継続しています。経営者(リーダー)はメンタルがやられないように汗を流すという記事を読んで、自分もそういうことで自然とやっていたのだなと思いました。

また、「六十の手習いシリーズ」の一つとして、この期に及んでタガログ語の勉強を始めました。「10年以上もフィリピンにかかわっているのに、それしか話せないの?」ということをフィリピン人の友人に何度も言われてきました。英語が通じるのでそれで済ませていたのです。でも特に初対面の方との出会いで、少しでも現地の言葉を話すことで「つかみはOK!」となる。そんなことが目的です。

気合はあるのですが記憶力の低下を実感しています。Ankiなるアプリを導入してテクノロジーで補おうとしていますが、果たしてどこまで頑張れるか。このタガログ語レッスンは実は英会話のお客様からの要望でスタートしたもので、私も受けることでコンテンツを充実させて少しでも商売になれば、というところもあります。フィリピンに住んでいる日本人(と外国人)にしか需要はないと思われるのでビジネス的にはどうなのだろう、というところはありますが、「やってみよう!」のノリですね。日本在住の皆さまでももしご興味がありましたら、お問い合わせください!

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さて、前回のコラムでは、事業リセットで最小化したチームメンバーを少しずつ増やしているiYESのチーム作りの様子を共有させていただきました。ここは現在も継続しています。

つい先日は新たにオンライン日本語講師を募集しました。1時間で1,000円の報酬ということを明記していたので、学生さんがアルバイト感覚で来てくれればと思っていたのですが、思いがけずにしっかりお仕事をされている方からの応募があり、びっくりしました。私のFacebookにポストしただけですので、当然みなさん私の知り合いです。以前留学に来てくれた方とか大学院の同窓の方とか。動機としては、いわゆる副業の一つとして、そして外国人とのコミュニケーションや社会貢献に価値を見出して、あるいは新しいことへのチャレンジ……といったところです。

ありがたいです。応援していただいていると実感すると同時に、働き方の変化を感じるところです。

講師など、現在のビジネスの直結するチームメンバーのみならずいろいろアドバイスをくれる友人のネットワークも広がってきました。そういう方々と対話を重ねていくと自分の考えが整理されます。

今回はチーム作りからコミュニティ作りへということで「スービック村」なるもののお話を書かせていただきたいと思います。

iYESのスローガン:Beyond a language school(英会話学校のその先へ)

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2014年にスタートした時からのフレーズです。フィリピン英語留学の流行に乗りたいということで始めたiYESですが、何かしら特徴出しをしなければということで、「実践」に重きをおき、クラスルームの外でインターンシップなど「体験」する中で何かに気づき学んでいただく、そんなことをイメージしてのBeyond a language school(英会話学校のその先へ)でした。

パンデミックの前になりますが、仲間とiYESの存在意義、価値を話し合っている中で出てきたコンセプトが「スービック村」。日本人コミュニティなんですが、物理的に固まって存在するのではなく、ローカルと良い具合にまじりあって存在し、いろいろな事情を持った日本人がスービック村で過ごすことで元気になる、あるいはスキルを身につける、磨く。そのあとはスービックに留まるもよし、日本に戻るもよし、また世界に飛び出して活躍するもよし。そんな「応援コミュニティ」をイメージしています。

これ、まさにBeyond a language school ”Beyond”だな!と思い、当初は考えもしなかったコンセプトがスローガンに繋がった思いがして内心感激しました。

コミュニティ「スービック村」の役割:癒し、応援する。

少し日本での生活や仕事に疲れてしまった人が病んでしまう前にスービック村に来ていただくことで世界の見方が変わり、価値観が変わり、少しだけでも元気になって帰っていく。そんな癒し系村。

私もその昔は大手企業で働いていたのですが、自分より優秀な人材がメンタルで病んでしまうケースをいくつか身近で見ています。残念ながら命を絶った友人も。それから年月が経ち、もともとそんな予定のなかったフィリピンに来てみて感じたことの一つが、あぁ、ここにヤツを呼んでここの世界を見せてあげられていたら、最悪の選択を避けられたかもしれない。そう思ったものです。

そうなのです、そういう力があると思うのです。ここフィリピンには。ここスービックには。

それでも一般の方にとって海外に行くハードルは存在する。そこのハードルを下げ、言語のバリアーをなくすサポートをする役割を担えたらと思います。

既存の事業の関連でいえば、コミュニケーションの分野でトレーニングを提供するのがiYES Language School。また、前々回のコラムのコラムでご紹介したようなBtotoCとしての共創支援のコンサルティングを提供する、そんなイメージです。

方法論は?:メタバース等も臆せず活用、走りながら試行錯誤する

そんな構想をスタートしていますが、どうやって実現するか?その方法は、走りながら、いろいろ試行錯誤することになります。以前のコラムでもお話しました、いつもの「やってみて、軌道修正していこう」です。

リアルフィリピン、リアルスービックの前段階あるいは補完する形として、バーチャルコミュニティは必要と思っています。これに関しては、まずiYES卒業生のバーチャルコミュニティを作ってみようと思います。clusterというメタバース上に部屋を設けてアバターで参加する……。この年になるとなかなか追いつかないですよね。それでも若いチームメンバーの助けを借り、少しずつ頑張っています。

さて、どれが私でしょう?(笑)
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メタバースプラットフォーム cluster
https://cluster.mu/

そして、そんなコンセプトや「スービック村」を潜在的お客様に届かせないといけない。いわゆるマーケティングに当たることも必要になってきます。映像+website+これまでの人的ネットワークにお一人ずつコンタクト、といったところでしょうか。

・インパクトある映像を作る。

・スービックを紹介するポータルサイトを日本語で作る。

・既存の語学サービスに加えてVISA取得や企業、会社設立をサポートする知識やノウハウを得る。

・安全に滞在してもらえるホテルやコンドミニアムのネットワーク。医療関係の不安を解消する。

書き出してみると、いろいろやることがありますね。いつになるのでしょうか?という気にもなりますが、この段階で書きだしてみることによって、自分を追い込む意味もあります。

方法論が確立されていなくても、まずやってみる。やる価値はあると信じています。頑張ります!

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ではまた次回!

 

スービックについて

https://primer.ph/travel/category/area/central-luzon/subic/ 

iYESについて
www.iyescorp.com
www.youtube.com/channel/UCXpJreeMgPP_aWAoe4sTA6g
www.facebook.com/iyeslanguageschool/
www.instagram.com/iyeslanguageschool/

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thumbnail_nakazawa中沢 宏行(なかざわ ひろゆき)

コンサルタント(海外進出・海外ビジネス支援、人材育成研修・組織マネジメント)

フィリピンのスービックにて語学学校事業を中心に活動中の中沢が、現地の実情や海外ビジネス支援、語学・企業研修についてのコラムを開始。
海外進出や海外ビジネスに興味のある方、語学研修や海外企業研修をご検討の方に役立つ情報を発信していきます。

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