2021/03/24 「フィリピン スービックだより」第21回 プログラム紹介(6) 大学生長期インターンシップ留学
こんにちは。BIPコンサルタントの中沢です。
私事ですが昨年12月から私用にて実家のある新潟県で過ごしていました。本稿執筆時、3か月ぶりにフィリピンに戻ってきたところです。コロナ感染対策ということで、昨日からホテルでの缶詰め隔離滞在が始まりました。本当に厳格で部屋から全く出られません。
機内で書く書類も多かったですし、飛行機が着陸してからホテルの部屋に入るまでコロナ対応でいろいろなステップが追加されていました。申請フォームがおかしかったり、フライトアテンダントさんもステップがわかってなかったりするのですが、対策の導入スピードも大事だと思うので、完璧でないのは仕方ないですよね。でそれをネタに係りの人にツッコミ入れながらコミュニケーションしたら、「私が書いてあげるわ」などと優しくアシストしてもらえました。スマイルと積極的コミュニケーションは大事ですね。お互いハッピーになれた気がして気分よく空港を後にしました。
ということで、ある程度の語学とコミュニケーション力はあったほうがいいですよ!……と軽くビジネスの宣伝をさせていただいて。
そんな状況ですので、留学再スタートまでにはまだ時間がかかりそうですが、元気を出してまいりましょう。
iYESのユニークかつカスタマイズされたプログラムを、1回1プログラムでまとめているシリーズ。今回はその6回目。9か月という長期にわたって英語の勉強と並行してiYESインターンシップとしていろんなことにチャレンジしてくれた大学生をご紹介します。
お客様プロフィール: 申し込み時点、教育学部の大学三年生。四年次の1年を休学して留学。
■お問い合わせ〜留学まで
留学エージェント様を通じての問い合わせでした。申し込みが決まるまではエージェント様とのやり取りです。生徒さんは大学4年生の一年を休学し、4月から12月までの9か月、インターンやボランティアをしながら英語を学び、いろいろな経験を積みたいとのことでした。大学の学費も自分で稼いで頑張っている学生さんで、留学に回せる予算もかなり限られていました。通常の英語レッスン+外部でのインターンシップでは、大幅予算オーバー。そこで、iYESでの業務をインターンとして担当することをメインにし、その期間の費用をゼロにすることにしました。また、最後の1ヶ月のインターンシップ先は、iYESでインターンをしている最中に、自ら探してアレンジするといった新しい試みも提案しました。それらにプラスしてご両親の助けもあって予算の問題をクリアでき、いらしていただけることとなりました。
いつも「一人一人にカスタマイズ!」のiYESですが、今回もかなりのカスタマイズとなりました(笑)。
<日程イメージ> 2019年
2/22 メールにて最初のお問い合わせ
2/25 予算的にかなり厳しいため、住み込みインターンなどのアイディアを返信
2/28 日本にいたため、エージェントを訪問し打ち合わせ
3/8 iYESでのインターンを中心としたプログラム提案書を提出
3/22 申し込み
4/4 本人と初めてLINEにてやり取り
4/14 渡比。私もたまたま別件でマニラにいたため、同じ車でSubicに移動
■スービックでのプログラム
ほぼ当初の予定通り、4/14に渡比し、12/28の帰国まで約9か月間の留学となりました。iYESでの英語レッスン付きインターンシップをずっとやっていただき、最後に2週間ほどSubic Children’s HomeというNPOでインターンをしました。
<日程イメージ(iYESでのインターン時)>
8:30~
出社、ミーティング、デスクワーク
10:00~
マンツーマン英語レッスン、2コマ
12:00~
昼食
13:30~
午後の業務
18:30~
退社
一言でiYESのインターンといいましても、本当に様々なことをやってもらいました。彼なしに2019年のオペレーションは回らなかったと思います。中には無茶ぶり、丸投げ的な仕事もありました(ごめんなさい)。それをすべて自分の成長の機会ととらえて実際に成長につなげたところは立派でした。
以下、iYESでのインターンで担当いただいた業務です。
・語学学校入学希望者の対応や書類の整理、カリキュラムの相談などの1次カウンセリング
・インターンシップ受入れ企業との交渉、調整(私とともに)
・英語レッスン等のフィードバックをもとにした改善活動(英語講師とともに)
・新プログラム(BizChallenge:ストリートフード販売ビジネストレーニング)の企画、準備、オペレーション
・フィリピン人生徒への日本語トレーニング
・iYES Language SchoolのSNS運用
習った英語を即使える場があり、わからなかったところを即質問できる講師がそこにいることで英語の能力はかなり上がったと言っていました。インターンのアレンジ等で、経営者相手に英語でプレゼン、説明する機会など、貴重な経験ができたとも。
他社サイトですが、別のインターン生がインタビュー形式で「大学生インターン奮闘記!」としてまとめた記事をご紹介します。「生の声」が収められています。ご興味あればご覧ください。
◎留学ドットコムより
【海外インターン】フィリピン・スービックのiYES Language Schoolで学校運営に挑戦! ~大学生インターン奮闘記!《前編》~
(海外インターンを決断した理由・インターン先のスービックの治安や生活・留学中のエピソード)
https://www.ausbiznet.com/philippine/column/18294
【海外インターン】フィリピン・スービックのiYES Language Schoolで学校運営に挑戦! ~大学生インターン奮闘記!《後編》~
(インターンでの業務内容や待遇・海外インターンの費用・今後のキャリアについて)
https://www.ausbiznet.com/philippine/column/18498
今回詳細は割愛しますが、NPOでのインターンの様子です。
■振り返って
「いやー、その予算ではちょっと……」と内心思ったことを覚えています(笑)。そこをカスタマイズしてハードルをクリアし、来ていただけて本当に良かったです。本人にしっかり成長してもらえたこと、そしてiYESのサービスを充実、拡充してもらえたこと。
当初、教員になりたいといっていた考えは少し変わってきて教育というドメインの中で、起業含めていろいろな可能性を探っているようです。自分の可能性を勝手に狭めてしまっていたとも語っていました。
「やってみないとわからない、やってみないと始まらない。」
昨今の環境の変化の中でますますそう言われるようになっています。若いうちにこのような海外経験をすることは、「やってみよう!」を実際の行動に結びつける力につながると思っています。
予想以上にコロナの影響が続いており、このような機会を提供できる時期はいつになるかわかりません。それまでの間にやることは別にやり、それでもこのような留学経験の需要はあると信じて準備していたいと思います。
ではまた次回!
スービックについて
https://primer.ph/travel/category/area/central-luzon/subic/
iYESについて
www.iyescorp.com
www.youtube.com/channel/UCXpJreeMgPP_aWAoe4sTA6g
www.facebook.com/iyeslanguageschool/
www.instagram.com/iyeslanguageschool/
中沢 宏行(なかざわ ひろゆき)
コンサルタント(海外進出・海外ビジネス支援、人材育成研修・組織マネジメント)
フィリピンのスービックにて語学学校事業を中心に活動中の中沢が、現地の実情や海外ビジネス支援、語学・企業研修についてのコラムを開始。
海外進出や海外ビジネスに興味のある方、語学研修や海外企業研修をご検討の方に役立つ情報を発信していきます。
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