2020/09/16 「フィリピン スービックだより」第18回 プログラム紹介(3) 大学生インターンシップ英語留学
こんにちは。BIPコンサルタントの中沢です。
つい先日、日本のパートナーさんとの打ち合わせがあり、某大学様がiYESのインターンシッププログラムに興味を持ち、単位認定含めて検討いただけるとのこと。この時期に嬉しいニュースでした。もちろん時期は来年ですが、励みになります。コロナにより、世の中オンラインで済むことはオンラインとなり、英語レッスンもかなりの部分はすでにオンラインになりました。そこは抑えつつ、実践型、体験、経験をますます重視したプログラムを提供したいと気持ちを新たにしました。
現在はオンラインサービスを行いつつ、「スービック+英語」という切り口で動画を撮り始めました。もしよろしければ下記リンクをのぞいてみてください。
Youtubeチャンネル:iYES Language School
https://www.youtube.com/channel/UCXpJreeMgPP_aWAoe4sTA6g
■大学生の「英語+インターンシッププログラム」の事例
さて、iYESのユニークかつカスタマイズされたプログラムを、1回1プログラムでまとめているシリーズ。今回はその3回目。メインサービスの一つである、大学生の「英語+インターンシッププログラム」をご紹介いたします。
お客様プロフィール:某大学電気電子工学科3回生。
■お問い合わせ〜留学まで
留学エージェント様よりまずは問い合わせをいただきました。「問題解決力を身につけたい」という目的を持ち、そのためにアジアでのインターンシップやボランティアを考えているというお話でした。分野の希望は特になく、逆に企業やオフィスでのインターンは希望していないとのことでした。
<日程イメージ> 2018年
5/5 初回問い合わせメール受信、提案内容検討
5/7 初回提案、社会福祉省機関でのボランティアと、念のため工場での問題解決もご紹介
5/19 第2案、工場での問題解決を希望との連絡あり
5/24 本人様と初オンライン打ち合わせ
5/31 途中英語講師を入れてのオンライン打ち合わせ(英語アセスメント)
6/3 お申し込み手続き(※手続き関係は第16回コラムをご参照ください)
7/26 LINEにて直前お問い合わせ
8/11 地方空港→羽田→マニラ→スービック着
電気電子工学ということで、私と全く一緒の専攻。一応念のためと思って企業での問題解決力を鍛えるのもアリと提案して正解でした。希望していなかったのは、事務の雑務のイメージしかなかったからでした。このあたりの、一人一人のチャレンジしたいことをくみ取り、引き出し、提供できるベストを提供するiYESのスタイルがはまってくれました。
■スービックでのプログラム
英語力は自信なしとのことで、全日程4週間のうちの最初の1週間を英語レッスンとし、3週間を製造工場でのインターンシップという日程にしました。これは当初からiYESが提供してきた、学生向けインターンシップの典型的スケジュールです。もともと(英語が上達して「から」ではなく)思い立った時に来て欲しいと思い、助走期間としての英語レッスンと、メインイベントとしてのインターンシップを組み合わせていました。ちなみに受け入れ先には各生徒の性格や英語力を共有し、受け入れ側がアジャストすることで、幅広いレベルに対応しているのも私たちのプログラムの特徴の一つです。
インターンシップは機械系の製造組み立て工場で、新人ワーカー向けトレーニングマニュアルを改善するというものです。この工場では、品質管理部門がトレーニングやマニュアル類の管理を行っており、そこの一員として3週間働くこととなりました。
<日程>
8/13~1週間 9時より、50分マンツーマン授業 x 7コマ
8/21~3週間 8時~17時まで工場にてインターンシップ
インターンシップ終了後、iYESにてDaily Recordを英語にて作成、提出
宿泊は、iYESから徒歩12分ほどのこじんまりしたホテル。英語レッスンの週はホテルから徒歩にて学校へ。インターンシップ期間は、ワーカーさん用に会社がアレンジしているバスでローカルスタッフと一緒に通勤してもらいました。
英語レッスンではマンツーマンの効果でかなり英語に慣れ、ある程度の自信を獲得し、「インターンシップで頑張るぞ!」という気持ちになってもらえました。
インターンシップでは、実際の課題が分かるまで苦労し、ある程度見えたら今度はその解決策で苦労する。3週間の期間があったので、その中で社長直々のヒアリングが3度あり、だいぶ励みになったようです。最終的に改善提案はかなり高評価をいただき、問題解決を何とかやり切った状態でプログラムを終えることとなりました。(プロジェクト終了後には受け入れ先に定型のフィードバックシートで評価頂いています。)
ローカルスタッフとランチを共にしたり、お別れパーティを開いてもらったりしたことも良い思い出だったようです。
■留学を振り返って
最初から問題解決能力、環境適応能力といった言葉が聞かれ、少し気負いすぎでは?と思わないこともありませんでした。しかしオンライン面談をしてみて、また実際来ていろいろやり取りする中で、実に良い生徒さんに恵まれ、プログラムを提供できてよかったと思えました。ちょうどインターン中に某大学の視察もあり、おかげで好印象を持っていただけたことを覚えています。
下記リンクに本人に書いてもらった体験談が掲載されています。よろしければご覧ください。
http://iyescorp.com/experience/englishplsinternshipexperience/
この頃はもちろんコロナによる今の状況などだれも想像しなかったわけです。今回これを書きながら改めて思ったのは、フィリピンに来ていただくのなら、それでないと得られない価値、機会や場を提供しなくてはならない、ということです。レッスン的なことはできるだけオンラインで効率よく行い、同時にスービックに対して「行ってみたい!」「現地でチャレンジしたい!」と思ってもらう。そして、ここ「現地」では、「現地」ならではのものを持って帰っていただく。そういったことを提供していきます。
ではまた次回!
スービックについて
https://primer.ph/travel/category/area/central-luzon/subic/
iYESについて
www.iyescorp.com
www.facebook.com/iyeslanguageschool/
www.youtube.com/channel/UCXpJreeMgPP_aWAoe4sTA6g
www.instagram.com/iyeslanguageschool/
中沢 宏行(なかざわ ひろゆき)
コンサルタント(海外進出・海外ビジネス支援、人材育成研修・組織マネジメント)
フィリピンのスービックにて語学学校事業を中心に活動中の中沢が、現地の実情や海外ビジネス支援、語学・企業研修についてのコラムを開始。
海外進出や海外ビジネスに興味のある方、語学研修や海外企業研修をご検討の方に役立つ情報を発信していきます。
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