2020/05/14 「フィリピン スービックだより」第16回 プログラム紹介(1) 親子留学
こんにちは。BIPコンサルタントの中沢です。
前回発信以降、新型コロナウイルスが猛威を振るい、あっという間に世界を変えつつあります。スービックは、日本より厳しい都市封鎖がなされおり、英語留学事業はストップ中です。留学事業者の撤退も予想されています。
そのような状況下、iYESは、フィリピン人への日本語研修と、日本人への英語レッスンをオンラインで提供しています。アフターコロナにおいては、「わざわざ移動するだけの価値」のあるサービスを提供しなければなりません。留学の前段階、あるいはアフターフォローとしてのオンラインサービスが組み合わさったハイブリッド型も一つの主流になると思われます。この辺りを含めiYESの出番ではないかと前向きに捉えています。
掲載予定を変更して、今月はiYESがこれまでお客様に合わせて細やかにカスタマイズしてきたサービスの具体例をご紹介したいと思います。
■親子留学プログラムの事例
以前は日本からの直行便はマニラ行きしかなく、マニラから陸路でスービックまで、2時間半でつくこともあれば、渋滞で5時間ということも。しかし、今ではクラーク空港までの直行便があり、そこから高速道路で1時間。渋滞ゼロでお子様にも耐えられます。
当時iYESにいた社会人インターン生のビジネス仲間がスービック視察でiYESに来てくれた際、ここをすごく気に入ってくれて、たちまち知人の留学を決めてしまいました。その一組がこちらの親子です。
お客様プロフィール:11歳の息子さん、9歳の娘さん、お母さん
学生インターン生とお母さんと3人でLINEグループをつくりました。プログラムとしては、クラスルームレッスンは午前中のみとし、午後は英語講師のアテンドで色々なアクティビティをすることとしました。
行き帰り含めて1週間の短期のご予定でしたが、結局1ヶ月半くらいはやりとりをさせていただきました。ご訪問前は気になることがどうしても出くるものですが、LINEで素早く回答し、できるだけ不安を取り除いて来ていただくようにしています。
<日程イメージ>
5/12 ご紹介者、スービック訪問
5/16 初回オンライン面談、LINEグループでやりとり開始
5/21 お見積もり送付、お申し込み手続き
6/1 ご請求送付
6/27 やりとりほぼ終了
7/21 渡比、スービック
<手続き関係ご参考>
申込書、キャンセルポリシー、プライバシーポリシー、留学案内等の書類をお送りし、記入返信いただきます。やりとりはお客様に合わせ、メールや、LINEで。送信したファイルに記入できないという方は、テキストベタ打ちで問題ありません。
費用は、以下のものが必要となります。
1. 日本での事前お支払い分(入学金、プログラム費、iYESアレンジの時は宿泊費)
※日本の口座への振込が基本。お客様は海外送金などは不要。
2. 現地でのペソお支払い分(SSP 「特別就学許可証」費用、送迎費用など) ※現地で両替、お支払い。
3. フィリピンへの往復航空券、海外旅行保険 ※おおよその目安をお伝えする。
4. フィリピンでの生活費、つまり飲食やお土産代など ※おおよその目安をお伝えする。
■スービック滞在
そして留学当日がやってきました。フライトは土曜日でした。クラーク空港に夕方に到着され、iYESアレンジの車でドライバーがピックアップ。ホテルにチェックイン後、夕食をご一緒しました。iYESでは、私の時間が許す限り、到着日の夕食はWelcome dinnerということで、ご一緒させていただいてます。規模が小さいのでできることです。せっかくフィリピンに行ったのに日本人と話すのは……という方も他校にはいらっしゃるようですが、この時間で緊張が取れ、新しい環境に少しでも慣れていただけると思っています。
初日は日曜日。学校はお休み、早速オーシャンアドベンチャーという、海のアトラクションに出かけました。あいにくの雨模様でしたが、気にしませんね。イルカショーを見学、そしてSwim with Sealineは密着、超接近戦で大興奮でした。お客さんがあまりいなかったので、たくさんのスタッフが気にかけて声をかけてくれて、コミュニケーションが図れ、良いスタートでした。
月曜から金曜日までは、お母さんもご一緒にそれぞれマンツーマンレッスンを3コマ。2人のお子さんはECCで勉強しているようで、なかなか頑張っていました。レッスンと言っても、カードを使ったアクティビティなどをしたり、楽しく、できるだけアウトプットしてもらうようにしています。
午後はそれぞれ日替わりで、ズービックサファリ(動物園)、ツリートップアドベンチャー(森林の中のアトラクション)、オロンガポ市の街探検(経済特区隣のフィリピンのローカルの暮らしがある)、ホテル併設のプールでひたすら水遊びという時間を過ごしました。各曜日、それぞれ別の講師がアテンドし、適度に声がけし、反応を促します。と言っても、かたいものではなく、ごくごく自然なコミュニケーションを取っていく中で、伝わった瞬間の喜びを感じてもらいます。また、積極的に、意図的に施設側の人や全く知らない周りの人とのコミュニケーションを促します。
ローカルの街探検など、まさにフィリピン人講師アテンドあってのことですし、色々なハプニングもまた経験です。皆さん、動植物にもともと興味を持っていて、自然系のアクティビティは特に熱心であったようです。
<日程イメージ>
7/21 関空→クラーク空港→スービック。夕食
7/22 オーシャンアドベンチャー(中沢アテンド)
7/23 午前レッスン3コマ、午後ズービックサファリ(以下、講師アテンド)
7/24 午前レッスン3コマ、午後ショッピングモール+プール
7/25 午前レッスン3コマ、午後ツリートップアドベチャー
7/26 午前レッスン3コマ、午後オロンガポ市ローカル街探検
7/27 午前レッスン3コマ、午後ショッピングモール+プール
<プログラム関係ご参考>
レッスンは50分1コマ、基本マンツーマンです。この教材で教えて欲しいと学校の教材をお持ちになる方もいらっしゃいますし、お任せの方もいらっしゃいます。面談の中でご要望を受け、おひとりさま対応します。お客様によっては、学校訪問等もアレンジします。
■留学を終えて
帰国後1週間ほどたち、たくさんの写真が送られてきたと思ったら、それは、絵日記でした。タイトルは『ソラのフィリピン^ダメ日記』。15ページに及ぶ大作でびっくり!
1日1日をどのように感じ、過ごしていたのか、全てが書いてありました。子供心なりに、いろいろなところで自分の国との違いを肌で感じてくれたようです。次回は私のコンドに泊まるそうです(笑)。
12月には修学旅行のお土産をうちの講師たちに、ということで国際宅急便で届けてくれたりしました。
そして、ちょうど1年後、JCI日本青年会議所主催の少年少女国連大使に応募し、見事京都代表として、スイス ジュネーブ国連欧州本部、スウェーデンなどでの研修に参加したというご連絡をいただきました。
人間の営みのせいで絶滅の危機にある動植物を少しでも救うのだ、とのことです。立派です。
お母様より、「アピール作文には、フィリピンの親子留学についても書いたおかげでエントリーできました。ありがとうございます✨」とのメッセージをいただいたときは、教育業者冥利、こういう仕事をやっていて本当に嬉しい瞬間でした。国際社会での活躍を期待したいです。
コラムを書くにあたり、久しぶりにいろいろなシーンが思い出され、こちらもまた頑張ろう!という気になりました。
次回は大学生の「英語+インターンシップ」について書いてみたいと思います。
スービックについて
https://primer.ph/travel/category/area/central-luzon/subic/
iYESについて
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中沢 宏行(なかざわ ひろゆき)
コンサルタント(海外進出・海外ビジネス支援、人材育成研修・組織マネジメント)
フィリピンのスービックにて語学学校事業を中心に活動中の中沢が、現地の実情や海外ビジネス支援、語学・企業研修についてのコラムを開始。
海外進出や海外ビジネスに興味のある方、語学研修や海外企業研修をご検討の方に役立つ情報を発信していきます。
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