佐々木昭美のBIエッセイ 明るく楽しくイノベーション

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2011/08/29 三美体験!自然と文化歴史遺産に満ちた若い国クロアチア・スロヴェニア写真紀行

今年の夏期休暇は、女性に大人気といわれるクロアチア、スロヴェニアを訪ねました。両国は1991年、旧ユーゴスラビアから独立した若い国です。

美しい世界自然遺産。世界文化歴史遺産に満ち、紺碧のアドリア海に面する美しい個性的都市。日本人の好みにあった美味しい食事。三美体験を満喫しました。

クロアチアは、西方イタリアと東方ギリシャ・トルコの間に位置し、北は内陸のオーストリア・ハンガリー中欧と接し、南国の地中海という四つの文化が出会い混淆し互いに絡まっている都市文化の地。都市の数は地中海域でも多いほうです。南スラブ民族でカソリックキリスト教徒が多い国です。

クロアチアは国を挙げて、日本人旅行者に便宜を図る努力に一生懸命です。入国手続き、通貨クーナの両替所で日本語ガイドブックが全員に配られました。参考文献にあるように主要観光地に日本語訳パンフレット(無料と有料)があります。若い男女現地ガイドさんは、適切な場所案内と説明に一生懸命でした。クロアチア政府観光局日本語Webサイト(http://croatia.hr/ja-JP/Homepage)も内容充実しています。

若者にも、シニアの皆さんにも、若い国クロアチア、スロヴェニアを是非訪ねてほしいと思います。

(1)ヨーロッパ最大・世界一美しいポストイナ鍾乳洞と「アルプスの瞳」ブレッド湖・島・城(スロヴェニア)

◆約20kmの巨大さと美しさに本当に驚きます。ブリリアント鍾乳石はじめ多彩な種類の色と形の鍾乳石、石筍、流れ石の宝庫。ヨーロッパ最大の鍾乳洞です。美しさは世界一とも。スロヴェニアには8500以上あるカルスト地形の鍾乳洞のひとつです。年間60万人が訪れる。
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◆『インディージョーンズ』さながらの洞窟電車10分間はスリル満点でした。年間気温10℃なので夏は寒く2枚追加の重ね着必須です。内部は写真撮影禁止なので、列車からの写真でご容赦願います。
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◆鍾乳洞内に生息する肌色の「類人魚」は珍しい両性類。目は退化し盲目。エラ呼吸と肺呼吸を使い分け、1年近く何も食べなくても生きられる生き物で、寿命が80~100年とも言われます。
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*ポストイナ鍾乳洞に生息する類人魚を案内する道路サイン

◆「アルプスの瞳」と称される美しいロマンチックなブレッド湖畔に宿泊。朝の散歩中に偶然に気球が上がり、絵になる写真を撮れました。ハプスブルグ家のリゾートとして整備され、現在は国立公園。ヨーロッパ各国からのキャンピングカーと出逢いました。ボートレース場もあり、間もなく開催される国際大会の練習が始まっていました。白鳥、カモが逃げずに寄ってきます。
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*ブレッド城

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*ブレッド島

◆スロヴェニア最古の城のひとつ、ブレッド城。ロマネスク調の回廊のある防壁、ゴシック調の防衛塔。スロヴェニア唯一の島、ブレッド島。ブレッド島に建つ17世紀バロック建築の聖マリア教会で願いが叶うとされる重い鐘を鳴らしました。
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*聖マリア教会

(2)世界自然遺産プリトゥヴィツェ湖畔国立公園で快適なハイキング(クロアチア)

◆世界自然遺産プリトゥヴィツェ湖畔国立公園はアップダウンが少なく、散歩道が整備され、子供と一緒の家族連れ、高齢者も多く、シニアの私も楽しい半日ハイキングを楽しめました。一日コースもあります。公園で可能なアクティビティは、他に登山、ボート、サイクリング、スキー、モーターボートと列車の旅など多彩です。
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◆16の湖と90以上の滝が点在。エメラルドグリーン色の美しい湖は透明で泳ぐ魚たちもはっきりと見えますよ。湖群はトラバーチン(石灰華)形成といわれる多孔質石灰岩と水の生態学としても希有。ヨーロッパで最も美しいものの一つ、チョルコヴァ湾にあるモミブナ原始林は有名なんだそうです。
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◆湖と湖をつなぐ遊覧ボートの発着所が3ケ所。短い湖上遊覧でしたが船内は笑顔に満ちていました。
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(3)アドリア海沿岸の世界遺産に満ちた都市探訪(スプリット・トロギル・シベニック-クロアチア)

◆世界遺産あるシベニック~世界遺産の聖ヤコブ大聖堂は見ごたえがある。最初はゴシック様式で後半建築はルネサンス様式が融合した見事な聖堂。ちょうど洗礼式が行われていました。
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◆世界遺産古都トロギル~城壁に囲まれた小島。古代ギリシャ人の町トラグリオンにさかのぼる古都。宮殿、教会、塔などの建物にも風格を感じます。トロギルを象徴する聖ロヴエ大聖堂等を訪ねた。
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◆世界遺産スプリット旧市街~首都ザグレブに次ぐ第2の都市。1700年前の古代ローマ皇帝ディオクレティアヌスの宮殿に人々が住んで発展した。旧市街は、ロマネスク様式、ゴシック様式、バロック様式、ネオルネサンス、アールヌーボーの建築が混在し、時代の変化を今も感じられる街です。
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(4)昼も夜も美しく楽しい「アドリア海の真珠」世界遺産ドゥブロヴニク旧市街(クロアチア)

◆昼、ロープウエイでスルジ山から眺める世界遺産旧市街は、堅牢な城壁に囲まれ、石畳の路地と褐色の建物の情景が本当に美しい。城壁は1周2kmの有料遊歩道で、紺碧のアドリア海と褐色瓦一色の旧市街景観を身近に楽しめます。半日、旧市街を歩きました。クルーズもあります。
夜は、旧市街全体がレストランのようで長期滞在客、観光客、地元家族が楽しい食事と語らいで賑わっています。私も大好きなシーフードをチョイスして楽しい夕食でした。
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◆フランシスコ会修道院は是非見て下さい。14世紀ロマネスク回廊に、クロアチア最古で世界で3番目の薬局が現在も営業しており、奥が薬壺・器具・写本・印刷本などの博物館となっている。撮影禁止につき案内盤のイメージ写真でご了承を。
1667年の大震災後に再建されたバロック様式の大聖堂には主祭壇奥にテイツアーノ『聖母被昇天』。美術趣味の私には嬉しい場所のひとつでした。
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◆「Non bene pro toto libertas venditur auro(自由はあらゆる黄金でもっても売るは正しからず)」という古いラテン語の格言が要塞入り口上部に記されています。東西キリスト教の間、ベネチアとイスラム帝国の間にあって長期に独立を貫いたドゥブロヴニク。軍事的な備えをした要塞都市であり、通商都市であり、外交ネットワーク網もつ共和国。巨大な大陸国家中国・ロシアと世界最大の現代国家米国の間にある日本。地政学的なイマジネーションを抱かせてくれる骨太い精神に触れた都市でした。
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(5)北の中央ヨーロッパとの交差点100万都市首都ザグレブ(クロアチア)~

◆ハンガリーに近い首都ザグレブ。南のアドリア海とは異なり、オーストリア・ハンガリー帝国時代の重厚な趣が残る石畳の街です。19世紀以降に造られた新市街と、18世紀以前の街並み旧市街があります。11世紀にハンガリー王ラースロ一世が現在のカプトル地区をローマ・カトリックの司教区に定めたのが始まりとされます。13世紀には、西のグラデツ地区がハンガリー王ベーラ4世に自由都市として認められ経済都市として栄えた。
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*中欧の趣が香る景観

◆市街を歩く。イェラチッチ広場(ユーゴスラビア時代は共和国広場を呼ばれた)、聖母被昇天大聖堂(キリル文字の元となったグラゴール文字)、聖マルコ教会(クロアチア王国、ザグレブ市、スラヴォニア地方紋章モザイク)、首相官邸、ナイーブアート美術館、失恋美術館、サンタカタリーナ教会、石の門など。
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*100万経済都市

◆ザグレブ市内の交通手段はトラム(路面電車)、バス、タクシー。ザグレブのシンボルカラーである青がすぐ目につきます。24時間運行が19路線もあり一番便利なのだそうです。
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*ザグレブのシンボルカラー青のトラム

(6)日本人好みの美味しいクロアチア料理を楽しむ

◆旅の大きな楽しみの一つは食事。クロアチアは、南はアドリア海に面し、北は中欧に接し、シーフード料理も肉料理も日本人の好みにあった味わいであったことは嬉しいことでした。朝のバイキングに野菜・果物も豊富で、パンも種類が多く美味しい。旅行会社の食事の企画が良かったのが大変有り難かった。
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*前菜:ベジタブルフリット、タコのサラダ、ムール貝

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*メイン:手長エビ、イカのグリル、タラのフライポテト

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*デザート:地元プリン、揚げドーナッツ

なぜクロアチアが女性に人気があるのかの一部がわかった気がします。美しい自然。美しい街。美味しい食事。私も個性的都市での三美体験をドキドキ期待しながら楽しんでいました。歓迎して頂いたクロアチア・スロヴェニアの皆様に深く感謝申し上げます。

(追記)
情報は正確を期しましたが、変更、不足、不正解の可能性がありますので各自で確認願います。

以上

(参考文献)
1.クロアチア政府観光局公式ホームページ(日本語)(http://croatia.hr/ja-JP/Homepage
2.クロアチア政府観光局『クロアチア マルコポーロの故郷』
3.文化歴史遺産シリーズ NO.2『プリトヴィツエ湖』
(観光出版社 ザグレブ、ザグレブ経済経営大学日本センター 2010年)
4.観光と遺産シリーズ NO.69 『トロギール大聖堂』(トロギル聖ロヴロ司教区)
5.編集主幹 DURDICA SOKOTA『ドゥヴロヴニク 歴史・文化・芸術遺産』
6.プリトヴィツエ湖群国立公園パンフレット
7.ポストイナ鍾乳洞パンフレット
8.ブレッド城パンフレット
9.るるぶ『クロアチア・スロヴェニア』(JTBパブリシング 2011年1月初版)

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thumbnail_sasaki佐々木 昭美(ささき あきよし)

取締役会長 総合研究所所長

経営コンサルタント(経営改善、事業開発、ビジネスモデル、 人事戦略、IPO、M&A、社外取締役)

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