2015/01/05 第27回「商品企画シリーズ⑥(石黒啓司) ■商品企画の本質とは?・・・何時、何処で、どう闘うのか」
皆様、新年明けましておめでとうございます。
暖冬の予想が外れたような年内の寒さでしたが今年が皆様に良い年となりますようにお祈り申し上げます。
さて、商品企画シリーズも6回目を迎えました。
今回も商品自体のお話には至っていませんが『モノ創りを論ずる前に多くのすべきこと』があるので暫くはお付き合い下さい。
今回は、そのビジネスでどんな闘い方をするのか立ち位置を明確にする手法についてご説明します。
以前に、商品企画とは『ビジネスの行き先を照らすサーチライトになること』を提案しましたが、単にある商品を創り出して既存の販路で売るだけでは企画とは言えません。
商品も大切ですが、市場・顧客・周辺環境や狙い目を明確にすることが前段で重要な意味を持っています。
先ずは次のチャートをご覧ください。
これらのキーワードは皆さんにとって初めて目にするものではありません。
商品企画を目指す方であれば恐らく一度は目にしたことがあると思います。
各項目に関して細かい説明は省きますが、企画マンたる者は商品の論議を始める前に必ずこれらを明確に捉え、事業として整理、頭に置き、その後に具体的な商品を論議すべきです。
とは言いつつ、一般的には、そんな暇はない!営業から売れる商品を早くくれ!…と責められて、とにかく明日売る商品が欲しい!というのが現実の姿かも知れません。
でも、常日頃からこれらの項目に眼を向ける姿勢が重要です。
また、商品創りや販売までのプロセスで悩んだ時にこの項目に立ち戻って頭をリフレッシュする効果にも繋がります。
当面はこの商品企画の本質論を続け、その後に現場に即した商品作戦の話に移りますので今後ともご期待ください。
石黒 啓司(いしぐろ けいじ)
コンサルタント(商品企画、マーケティング、仕事力改革)
今の日本、政治・経済の停滞の中、特に企業の元気がありません。構造変化への対応、新しい挑戦の欠如が原因と痛感しています。 これらの打開には先ず、戦略力、創造力・統率力などの仕事力が必須。至近な実例を元に仕事力&元気玉の復活を目指して発信します。
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